ハンギングバスケット作成

6月8日 

今日は当店にてT様からお持ち込みスリットバスケット鉢の植え込み講習の依頼を受けました

スリットタイプの鉢は寄せ植え等に慣れてない方には難しいですね

見本を見ても一体どうやって作ったのかわからないという方も多いと思います

当店では事前にご予約いただけば対応させていただきます

植物もその場で選びながら出来るので無駄に買う必要もなく、アドバイスを聞きながら植え込み出来ますよ

何か困ったことがあれば当店スタッフにお尋ねくださいね

材料

今回使用するスリット鉢はスタンド仕立て

高さのある鉢なので垂れ下がるタイプの花やグリーンの取り合わせがポイントになるでしょう

また、全方位型のスリットなので各方面から見る植物の取り合わせ方も考慮してみましょう

上部の面はふっくらとした植物の取り合わせであまり高さのでない植物でまとめると良いと思います

お客様の好みははホワイト、シルバー、グリーン系の取り合わせ!

ではイメージ出来たら植物選択に移りましょう

1)植え込み

*まずは先にスリット面にスポンジを貼っておきます

植物の選択が終わったら植え込み開始

先に底にあみと底石を入れ、培養土をスリット面ぎりぎりまで入れておきます

 

次に植物を下部に設置するものから入れていきます

*植物は軽く根元をほぐして、ばらして使いたいものはあらかじめばらしておきましょう

*植え込む植物もボリューム感があるように適度な数入れると良いでしょう

 

あとは上部に向かって全体的に回しながら植物を入れていきます

*植物を入れる度に適度に用土を入れて固定してください

*つる性の物は動きをつけて植えたり高低差をつけて植える事で完成度が高くなりますよ

*植物のカラーも上手く使い分けてみてください

 

上部にいくにつれてよりボリューム感ある植物を植えていくといい感じになります

*花はサイドに入れると上を向いてしまうので角度も考慮してください

 

 

 

 

2)完成です

上の面まで植物を入れて用土入れたら、最後に用土の流出を防ぐための水苔他を表面にのせて完成です!

*当店では水苔の他にガーデンモスやヤシガラなどもご用意しております

*最初の水やりはたっぷりと、全体的に洗い流せるように与えて下さい

 

洗い終わったら葉や枝をを軽くほぐしながら形を整えてみてください

*いろんな角度から見ても満足のいく形に仕上がりましたか?

 

しっかり説明を聞き丁寧に仕上げていらっしゃいました

イメージ通りの仕上りで、初挑戦とは思えないくらい本当に素敵な作品になりましたね!

今回トライしてくれた方はT様

室内インテリアグリーンからお庭作りまでグリーンライフを楽しまれています!

 

というわけで以前当店で依頼されたお庭が3年目になり素敵に仕上がっていますのでご紹介したいと思います

 

↓花壇作り

3)2022年6月 花壇植作り依頼  

こちらはT 様の花壇

 

以前ご自分で作られたのですが、うまくいかず作り変えてほしいとの事でした

 

そこでまず現場に行きご要望を聞き、土壌の確認、採寸をはかり、撮影します

*主な条件はこちら

*和モダンな感じのイメージで水場も作る

*今置いてあるロックや植物を利用して作りたい

*芝の面を削り丸みのある花壇にしたい

*常緑樹や落葉樹を取り混ぜてほしい

*裏に山があり水はけの悪い土地なので工夫してほしい

 

まずは上から見た図を作成します

*写真は手書きですがパソコンでイメージ図を作ります

 

それにもとずいて正面から見た図を作成します

*これが出来るとイメージしやすくなりますね

 

次に価格の分かる見積書を作成して、打ち合わせしながら形を決めます

*まず始めに少し遅めで心配される現存樹木の移植、土壌改良など

*植物の構成は一部変更あり(写真は変更前の物です)

*水はけ悪い所はこう配をつけて対応する

*奥のフェンス外側からの雑草他の侵入を防ぐ工夫をする等

 

花壇作りとしては少々遅めの作りの為樹木等の移植が心配ですが、天候など確認しながら作っていきます

 

 

4)植え込み

お庭の植栽部分の土壌改良後、現存樹木の移植を行います

 

並行して芝の一部を刈り取り、芝のストッパーを打ち込みます

*これにより庭への侵入を防ぎます

 

次にロックを使い(仮固定)曲線的な庭の形を作ります

 

植栽部分と道筋とに分けて高低差のある土地にならします

 

後方から作りと形がわかりやすく、作業もしやすくなります

*キンモクセイは入荷の遅れから後入れ

 

樹木の植え込みが終わったら添え木加工を施します

*中心部の樹木は竹を使った組加工になってます

 

中心部のロックを設置したら低木や草木を植えこみます

*植物により適する土壌を配合しながら植えてます

 

だいぶ形が見えてきましたね、では最後に

*苔張り、こう配があるのではがれない様に加工します

*磨き石等を設置して完成!

 

左側花壇はご自分でガーデニングが毎年楽しめるようにフリースペースにしてあります

 

真夏日が続き植物の痛みが懸念される中、9月頃に様子を見に行きました

 

水はけに関しては大丈夫そう、でも日当たりもいい所なので根がしっかりつくまで時間はかかりそう

*スリットタイプの壁掛けも設置!、より立体的に楽しめますね

*もうしばらく水管理にはご注意ください

*10月半ばには紅葉とグリーンの重なり合う色合いが楽しめますよ

 

最後の写真は2023年6月頃

 

花壇内はすっかり落ち着きましたが、フェンスにより半日陰になる芝面を補修してほしいとの事

 

さっそく傷んだ面をはがし張替えを行いました

基本的な作業工程は

*出来るだけ丁寧に根や芽を取り除きます

*張り替える面の砂等を入れ替えます(高さ調整しながら)平らにしていきます

*芝を等間隔で置いていきます

*上から砂等をかぶせへこみを補修して平面にします

*最後に水をたっぷりかけて完成です!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5)20246月 現在の様子

その後はT 様の手入れや補充のおかげでこんなに素敵な花壇に仕上がっています

 

特にネグンドカエデ、アナベル、ギボウシ他いいサイズになりちょうどいい花壇のバランスになりましたね

 

新しく張り直した芝も落ち着きました

 

いい状態の花壇を今後何年にもわたって維持していくことが大切です

 

これからもガーデンライフをお楽しみください

管理方法

予想通り3年目にして一番いい状態になってきました

今後は剪定など行いながら全体をこのくらいの状態に維持できるよう仕上げていきましょう

だいぶ込み合ってきましたので7月に入る頃から風通しの良い状態になるようにすいたり、花後の花木には剪定と肥料を忘れずに

まだ空いている箇所には新しい植物を入れてみたり、装飾品を飾ってみたりしてみたらいかがでしょうか

簡易的な池をつくり、スイレン、メダカなどを育てみても楽しいですよ

あと芝の刈り込み、スパイクもありますね

ファイトです