今年も梅を使った講習会を行いたいと思います
冬の玄関内で春まで楽しめる梅とこの時期に向く添えの草花を使ったおすすめの和風寄せ植えです!
苔はりや全体的なバランス等少々難しいと思いますが、頑張ってチャレンジしてみましょう
材料
鉢 セラアート ブラック
鉢底石 用土 赤玉土 苔 寒水石
梅
セキショウ
南天orプリムラジュリアン
フイリヤブコウジ(今回の実は造花です)
葉牡丹
1)梅を配置
容器に鉢底石を入れ、かるく培養土を入れます
はじめに梅を配置します
梅の株が大きいので、はさみでふちの土を少し切り落とし、全体的になだらかな株にします
植物の顔(見た目の良い方を正面に向けます)
たくさんつぼみのある方や幹の太さなどで正面に選んでください
向きが決まったら容器の中央の奥側、後方に配置します
2)セキショウを配置
続いてセキショウを配置します
セキショウは株を分けて植えることができます
梅の横並び又は後ろ側に配置します
3)葉牡丹などの配置
次に前方の添えの植物を配置します
葉牡丹は高さがあるので梅の横がおすすめです!
*おどり作りなので動きを付けて配置します
*高さがあるので梅の枝や蕾がかくさない位置に配置
葉牡丹の対になるようバランス良くヤブコウジを配置できたら、南天orプリムラジュリアンを配置します
*プリムラの場合は赤葉を取り除き下場を鉢の上部に合わせ、花の顔が前を向くように少し前に向けます
和物の寄せ植えでは前方に空間を作り化粧砂を配置して、鉢の中で小庭を演出するような感じを出すと良いでしょう!
全体の植物の配置をするとこのような感じになります
4)用土入れと苔はり
配置が決まったら用土を容器の8割位まで入れます
*用土は通常の寄せ植えのように全面平らにはせず、小庭をイメージして高低差をあえてつけます
それぞれに高さを出すと仕上がりがとても良くなります
用土をしっかりと入れたら、苔がはりやすいようになだらかな面にならします
苔はりは少し湿らせた苔を中央の植物の根元に貼り付けます
*同時に寄せ植えの方の用土も濡らしておくと付きやすくなります
苔は植物の根元から外に広がっていくように配置してください
苔のふちをおさえて中ほどが膨らみを与えて用土にしっからと貼り付けて下さい
5)完成です
最後に用土の上に化粧砂を配置します(後方には赤玉土、前のスペースに寒水石)
寒水石の面を一番低く、苔の張ってある植物の根元が段々と高くなるように見せるとより自然に完成度の高い感じに仕上がります!
*用土に貼りついていないとやがて苔ははがれてしまいますのでご注意を!
*苔にも高低差をつけてあげるとより自然な仕上がりとなります
*苔は水分が好きなので、水やりの時は苔を中心に与えます
管理方法
置き場
比較的寒さには強い植物ですが、飛騨地区では玄関内がおすすめです
水やり
一般的な玄関内での置き場の場合は1週間に1度位苔のある面を中心に行います
*苔は乾きすぎるとはがれてしまう為いつも湿り気があるように!
その他
肥料は冬場は必要ありません。
来春にはそれぞれの植物ごとに分けて植え替えをすると良いでしょう!
*プリムラを植えた方は明るい屋内に置かないと花つきが悪くなります